☆オーロラ体験記☆私が留学先をカナダにした理由。オーロラを見たかったから。。 小さい頃からオーロラのあのなんともいえない神秘さが大好きで、 テレビでオーロラ特集をしているとお父さんと必ず二人で魅入っていた。 「カナダ」=お父さんが行きたがっていた国。 4年前に病で他界したお父さんは自然が本当に大好きな人でよく私と妹を 山や川へ連れて行ってくれてた。カナダの大自然の凄さを教えてくれた のも父。昔「こういう自然を好きという男なら誰と結婚させてもいい。」 なんて言ってたくらい自然大好きな人だった。笑 そしてとうとうカナダへ行けずに逝ってしまったお父さんの代わりに 遺影の写真を持って私がカナダへ乗り込んだ。 カルガリーでも運が良ければオーロラが見れるという話を聞き期待 に胸が膨らむ。でも一度も見ることができないまま日だけが経っていった。 我慢の限界で友達と北へ5時間車を走らせて3日間のオーロラツアー を計画したものの3日とも天候不良で見れず。 泣く泣く帰ってきた。 日だけが空しく過ぎて帰国も1ヶ月後にせまった日の夜。 部屋でテレビを見ていると、なんとな~く空が気になった。 自分でもどうしてか分からない。(これを胸騒ぎというのかしら??) そのままベランダにでて真っ黒な空を見上げた。 「あーあ、結局、オーロラ見れなかったなぁ~。」 そう思った瞬間、北の方向の空に何か動くものを発見っ! 「んん??」 目を凝らしてみるとエメラルドグリーン色した霧のようなものが 動いている。 二本の柱のようになったかと思うとふっと消え、次は円状に形を造って 現れる。 「まさか、オーロラ!?」 心臓がバクバク鳴りだしてまさに一人で興奮状態。 間違いないっ!オーロラだぁぁぁぁ~~!!!! そう分かった瞬間、涙がぶわぁーと溢れてきた。 形も大きくないし色も薄いしテレビで見るような綺麗なカーテン状の ものではないけど、それはまさしくオーロラだった。 小さい頃からずっとずーっとお父さんと見たいと言ってたオーロラ。 それがこういう形で不意打ちに見られるなんて! ツアーに参加して前もって分かってて見るのとは全然違う。 まさに奇跡!すぐそこにお父さんがいたような気がした。。 大げさでも何でもなく、本気でそう思った。 -15℃の日の夜にベランダで写真片手に泣きながら空を見てる私は 絶対怪しかったはず。 でもいいんだ、これで心置きなく日本へ帰れる。 お父さんとの夢を果たせた嬉しさでその日は本当に眠れなかった。 帰国後、「オーロラの彼方に」という映画を知る。 オーロラが生んだ時空の歪みによって、30年の時を越えて無線 が通じた。無線の前に座っているのは決して会うことのなかった死んだ父 と成長した息子。それは父が死ぬ前日。今なら未来を変えられる。 というストーリー。 見てみたいような、、でも私にはこの話がリアル過ぎて未だに見れずに いる。 もうちょっと月日が経ったら見てみたいと思う。。 |